銀歯を少なくして、昔の自分に戻りましょう!
皆様こんにちは 中川歯科@八王子の歯科医院です
昨日から東海地方に接近していた台風18号の余波で、関東地方は不安定な大雨に見舞われています。皆様、ご苦労されてはいないでしょうか?
さて、私はといえば、本来であればこの水曜木曜は師匠筋の北陸への出張の予定でした。
しかし、この台風の襲来です。
同行予定の友人は羽田からの飛行機を予約していたそうですが、2日前に早々と欠航の知らせが来たとのこと・・・私は新幹線を予定しておりましたが、早々の欠航決定から相当大きな台風であることが推測され、またその状況によっては新幹線までもが運休しそうな雰囲気を感じました故、友人と相談の結果、昨日のうちに全ての予定をキャンセルし、出張自体を断念しました。
この決断は、危機管理上致し方のないことだと納得しています。
し か し…
今日蓋を開けてみたら、荒れていたのは関東だけで、北陸は台風の影響は皆無だったようです。またもやマスコミの過剰な報道に踊らされた自分の不甲斐なさに呆れております。もちろん危機管理が重要なのは言うまでもありません・・・我々の仕事においても 『一か八か?』 などという治療計画の選択はあり得ません!
で す が・・・
金沢に行った別の友人からの連絡に添付してあった青空の写真を見るにつけ、この2日間の休診は何なのか!?と、納得がいかない自分がいるわけです。
出張がなくなったからといって急に患者さんをお呼びすることもままなりませんので、現状は自宅でたまった仕事をこなしながら、やり場のない不満を文字にぶつけている次第です!
さて、そんな1日を送っている中川ですが、ここからは仕事のお話しをします。
↓私たちのクリニックにも多くの初診患者さんが来院されますが、多くの方の口腔内にはこの写真のようにたくさんの銀歯が入れられており、またそれが普通だとお考えの方もまだまだ数多くいらっしゃいます。しかし以前にも申しました通り、このような悲惨な審美的状況は世界広しといえど日本だけであり、また最近では、特に保険で使用される粗悪な金属は長期的に体に害を及ぼす可能性が非常に高い!という疫学的研究結果が出ております。(もちろん管轄する厚生労働省はそんなことは一切公言しませんけれど・・・)
↓この患者さんは女性の患者さんですが、噛む力が非常に強く、恐らく寝ている間にかみしめをされています。そこに形態の悪い銀歯が入れられてしまったために効率の良い咀嚼を営むことができなくなり、結果として奥歯が歯周に侵されていました。患者さんにその旨を説明し、この機会に悪いところは全て綺麗に治療をやり直したいということでした。その治療結果がこの2枚の写真となります。左の上下に2本だけ金属が入っていますが、これはちゃんとした理由があってこの選択をしたんですよ。つまり、①部分的な修復(インレーアンレータイプ)のため、金属のほうが歯を削る量を少なくすることができる. ②見えない部分のため患者さんの審美的要望は少ない. ③金属のほうが噛む力で割れたり外れたりすることが少ない.
もちろん、材料は高品質な金合金を使用していますので、懸念される体への悪影響はほぼ皆無であると言われています。
もちろんどうせお金をかけるなら白くしたい!とお考えの方もたくさんいらっしゃいますので、患者さんのご希望により他の歯と同じように審美的なセラミックを使う治療も何の問題もありません。
↓横から見たところですが、銀歯からセラミックに変えた部分の歯が長くなっていることがわかると思います。これは歯周再生療法をきちんと行った結果歯周組織が正常な状態を取り戻せたからであり、同時に今後末永く使っていただくための日々のメンテナンスのしやすさも手に入れることができました。
患者さんは審美的で噛みやすくなったこの治療結果に大変満足されています。外科手術が入りましたので治療期間は約1年弱かかりましたが、今後の自分の20年を考えたら1年という治療期間は決して長くはないですよ!という患者さんのお言葉を頂戴していおります。
では、またお会いしましょう。
見かけだけではない、真の審美治療をご希望の方は是非ご相談ください。