全ての基本となる丁寧な虫歯治療

こんにちは 中川歯科@八王子 院長のMASSAです。

昨日は9月まで中川歯科に勤めていたDr.菊島の新しいクリニックを畏敬訪問してまいりました。たまプラーザというハイソな街で頑張っているようです。お近くにお住まいの方、一度訪ねてやってくださいw

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さて、中川歯科はインプラントや審美歯科を中心に動いていると思われがちですが、実は今日ご紹介するような虫歯や歯周病治療などの基本的な治療が一日の多くの部分を占めています。高度な治療を成功させるためにはこういった目に見えない部分をきっちりと治療することが大変重要なのです。

見えるところだけ・・・という中身のない治療は厳に慎まなけれなばりません、科学者のはしくれとして・・・

 

☟保険治療の銀歯の下が虫歯になっており、再治療が必要です。痛くなくても、このように虫歯になっている歯って結構多いんですよ!特に10年以上経過した銀歯などには・・。当院では下記の理由によりラバーダムを使用した治療を行うことがほとんどです。ただ、どうしてもラバーダムをかけられない歯というものが極く稀にあります(例えば背の低い親知らずなど)ので、その時は 『使ってないじゃないか!』 とは怒らないようにお願いいたしますw

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☟銀歯を除去。銀歯との隙間から侵入した細菌で中は虫歯だらけでした。もう少しおいていたら、大切な神経を取らないとダメだったかもしれませんね・・・

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☟黒い部分を取り除いてもまだまだ油断はできません。虫歯検知液で赤く染まっている部分にはまだ虫歯が残っています。削り過ぎに注意して丁寧に取り除いていきましょう。

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☟全て虫歯を取り除きました。一部は大変深い虫歯だったので、次亜塩素酸とオキシドール(過酸化水素)で時間をかけて丁寧に消毒を行っていきます。

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☟消毒が終わりました。歯の中のちょっと赤く見える部分は神経が露出している部分です。ここから先、どうやったら再度の感染を防ぎ、神経を保存することができるでしょうか?

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☟神経を保存するためには、現時点では 『MTA』 という特殊なセメントで封鎖することが推奨されています。白く見えるものがそれですね。神経が出ていない部分は通常の接着技法を用いて封鎖すれば問題ありません。

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☟接着剤を用いて、レジンという樹脂で虫歯の穴を完全に封鎖します。しばらく経過を見て問題が出ないことを確認したのち、セラミックや金などで歯の形を修復していきます。(この症例では後日 emax という審美性と耐久性を兼ね備えた優れた材料を用いて修復しました。)

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インプラントや審美治療は派手であるが故に脚光を浴びることが多いですが、足元を固めるこのような基礎的な治療をきちんとやってくれるクリニックで治療を受けてください。

ローマは一日にして成らず